2024年以降のカーネルで起きていたSMP起動ハングに修正、Linux 7.3直前にマージ
まれに起動途中で止まる不具合について、修正がLinux 7.3のリリース直前に取り込まれました。報告ごとに症状がばらばらでしたが、原因は2年前のカーネル変更にありました。原因不明の起動ハングに悩んでいたマルチコア環境のユーザーは、7.3以降で解消する可能性があります。

Linuxの最新ニュースを毎朝日本語でまとめてお届けします
まれに起動途中で止まる不具合について、修正がLinux 7.3のリリース直前に取り込まれました。報告ごとに症状がばらばらでしたが、原因は2年前のカーネル変更にありました。原因不明の起動ハングに悩んでいたマルチコア環境のユーザーは、7.3以降で解消する可能性があります。

Samsung 990 PROと990 EVO PlusのNVMe SSD向けの回避策(workaround)が、7.3安定版の公開前日にマージされました。どちらも自作PCやノートPCの換装で選ばれることが多い人気モデルです。該当SSDを使っているなら、7.3へ更新するときに変更内容を確認してください。

2週間ごとに出るWine開発版の最新リリースです。CD-ROMまわりの扱いが変わったほか、ARM64ECやXML検証も改善されました。2027年初頭に予定されるWine 12.0安定版に向けた作業は大詰めで、古いディスク版ゲームやARM環境でWindowsアプリを動かしている人に関わる変更が含まれます。

今週リリースされたPlasma 6.8に続き、KDEの開発者は早くも6.9向けの機能追加に取りかかっています。天気ウィジェットが作り直され、オンスクリーンキーボードも新しくなる予定です。タッチ操作の2-in-1機やタブレットでPlasmaを使う場合、仮想キーボードの出来は使い勝手を大きく左右します。

ValveがSteamOS 3.9.3のベータ版を公開しました。Steam MachineとSteam Frameの間のワイヤレス接続が安定するよう手が入っています。両方を組み合わせて使っていて接続の不安定さが気になっていた人は、ベータチャンネルで試せます。

コミュニティが開発を続けるスマートフォン/タブレット向けUbuntuの新版が金曜日に出ました。新しいハードウェアへの対応に加え、重要なセキュリティ修正が含まれています。旧シリーズにもメンテナンス版の24.04-1.5が出ているので、どちらの系列を使っていても更新しておいてください。

Windows互換のオープンソースOS、ReactOSのNTFSドライバーが成熟し、NTFSパーティションへのインストールと日常利用ができるようになりました。NTFSでのフォーマットにも対応しています。Linuxとは別のプロジェクトですが、オープンソースのNTFS実装が増えるという点で、Windowsとのデュアルブート環境にも無関係ではありません。

XFSのドライバーを元にしたクラスタ型ファイルシステムで、コードは一行も人間が書いていないとされています。作業はClaude Opusが担当しました。AIが書いたコードにデータを預けられるのかという問題は、ストレージを運用する立場なら避けて通れません。

Steamクライアントの最新ベータ版で、起動時のパフォーマンスがまた改善されました。高速化は最近のベータで続けて行われています。Linuxデスクトップで起動の重さが気になっていた人には、体感で分かる変化になるかもしれません。

MooseはGTK4とlibadwaitaで作られた、GNOMEに合わせたAIチャットアプリです。最初はローカルのAIモデル専用でしたが、その後クラウドのAIサービスにも対応しました。今週、新しい機能リリースが出ています。GNOMEになじむ見た目で、ローカルLLMとクラウドを同じ画面から使い分けたい人に向いています。

Debian安定版をベースにしたSynexの新スナップショットが出ました。ベースシステムが更新され、COSMICエディションにはCOSMICデスクトップ1.10.0が入っています。安定したDebianの上で最新のCOSMICを手軽に試せます。
独自にカスタマイズしたXfceと設定ツール「Asmi Settings」を持つUbuntu派生ディストリビューションの新版です。ベースが出たばかりのUbuntu 26.10「Stonking Stingray」に変わりました。軽いXfce環境で最新のUbuntuを使いたい場合の候補になります。