KDE Plasma 6.8リリース、KDE創設30周年の当日に公開
KDE Plasma 6.8が、KDEプロジェクト創設30周年の記念日に合わせて公開された。バックアップツールKupが標準で同梱され、外付けメディアへの自動バックアップを追加インストールなしで設定できる。スクリーンショットツールSpectacleは画面録画と同時にシステム音声とマイク音声も収録できるようになったほか、Steamクライアントのウィンドウにも影と角丸が付き、ほかのアプリと見た目がそろった。

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KDE Plasma 6.8が、KDEプロジェクト創設30周年の記念日に合わせて公開された。バックアップツールKupが標準で同梱され、外付けメディアへの自動バックアップを追加インストールなしで設定できる。スクリーンショットツールSpectacleは画面録画と同時にシステム音声とマイク音声も収録できるようになったほか、Steamクライアントのウィンドウにも影と角丸が付き、ほかのアプリと見た目がそろった。

Epic Gamesが新しいEpic Games Launcherのプレビューを公開した。このランチャーはLinuxにネイティブ対応する。同時に、FortniteのLinux正式対応と、systemdサービスとeBPFを使ったEasy Anti-Cheat(EAC)の改良計画も発表した。EACは対戦ゲームでLinuxが締め出される主な原因の一つだった。開発元のEpic自身がLinux側の仕組みに手を入れる意味は大きい。

Linus TorvaldsはMaintainers SummitでLLMを使って開発していると話しており、そのパッチ10本をレビューに出した。頻繁に参照される「ホット」なfolioを検出すると、その解放をRCUの猶予期間が終わるまで遅らせる。これにより、検索だけでなくデータの読み出しまでRCUの保護下で行える。高速パスでは参照カウントを取る必要がなくなり、ページキャッシュの長年の課題に手が入る。カーネル開発にAIツールをどこまで使ってよいかという議論に、Linus本人の実例が加わった。
10月13日にSteamクライアントの安定版更新が配信された。新機能のBig Art Modeとスクリーンセーバーが入り、Steam Controllerの機能も強化された。Linux向けの改善と多数のバグ修正も含まれる。LinuxでSteamを使う人は全員が対象になる更新だ。

Ubuntu 26.10には、新しめのx86 CPUの命令を前提にビルドしたamd64v3パッケージアーカイブがオプションで用意されている。現時点では非公式の扱いだ。PhoronixがAMD EPYC 9005シリーズで測定したところ、Ubuntu 26.10自体の性能向上に加えて、さらに処理速度が伸びた。新しめのサーバーなら、パッケージを入れ替えるだけで性能を上げられることを示す結果だ。

RISC-VのRVA23プロファイルに準拠しているかを、一度で確認できるカーネルパッチが提案された。最近のUbuntuはRVA23を動作の必須条件にしているが、準拠するハードはまだ少ない。これまではユーザーが拡張機能を一つずつ照らし合わせる必要があった。手持ちのボードでUbuntuが動くかどうかを、すぐに判断できるようになる。

GCCプロジェクトは長い議論の末、LLMを開発に使う際のポリシーを定めた。内容はやや制限的だが、利用の余地は残している。2026 GNU Tools Cauldronでは、Jeff LawとKyrill Tkachovがコンパイラ開発でLLMが実際に役立った場面を紹介した。Linuxカーネルの動きと並んで、主要なツールチェーンでもLLMを使う際のルールと実績が具体的になってきた(LWN有料記事)。
LTTngの作者Mathieu Desnoyersは、Linux Plumbers Conference 2026で、ftraceやperfといったカーネル内トレーサーとの協業について議論を主導した。21年続くGPLv2のLTTng本体も、その個々の機能も、mainlineに入れる道筋は今回も見えなかった。LTTngを性能解析や組み込み開発に使う現場では、カーネル外のモジュールを追い続ける負担が当面残る(LWN有料記事)。
Rust製TLSライブラリRustlsのバージョン0.23.46が公開され、4件のセキュリティ問題が修正された。RustlsはRust製のサーバーやCLIツールで広く使われている。依存しているプロジェクトは、Cargo.lockを更新して再ビルドする必要がある。

Framework Computersは、Arch LinuxベースのCachyOSに最適化用の実機を提供し、毎月寄付もしてきた。CachyOSは、この寄付が3倍に増えたことを明らかにした。ハードウェアメーカーが独立系ディストリビューションの資金を支える例はまだ珍しい。FrameworkのノートPCでは、CachyOSの対応がさらに進むことになる。

Tomeu Vizosoは、GPUドライバー群として知られるMesaで、NPU(推論用プロセッサ)への対応を進めている。今回、PyTorchで書かれた物体検出モデルYOLOXを動かせるようになった。組み込みSoCのNPUを、ベンダーのプロプライエタリなSDKに頼らずオープンソースのスタックだけで使える場面が増える。

CanonicalのJuerg Haefligerが、HP EliteBook 6 G1qをmainlineカーネルで動かすためのDevice Treeパッチを投稿した。このノートPCはQualcommのSnapdragon X1 Plusを搭載する。Snapdragon搭載ノートで、追加パッチなしにLinuxが動く機種がまた一つ増える。
