Let's Encrypt、2027年2月から証明書の有効期間を64日に短縮
Let's Encryptは2027年2月10日以降に発行・更新する証明書の有効期間を、90日から64日に縮めます。既存の証明書は失効させず、最後の90日証明書は同年5月11日に切れる見込みです。これはCA/Browser Forumの要件に沿って最終的に45日まで縮める計画の第2段階です。更新を手作業やcronの固定間隔に頼っているサーバーは、今のうちにACMEクライアントの自動更新設定を見直してください。
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Let's Encryptは2027年2月10日以降に発行・更新する証明書の有効期間を、90日から64日に縮めます。既存の証明書は失効させず、最後の90日証明書は同年5月11日に切れる見込みです。これはCA/Browser Forumの要件に沿って最終的に45日まで縮める計画の第2段階です。更新を手作業やcronの固定間隔に頼っているサーバーは、今のうちにACMEクライアントの自動更新設定を見直してください。
年1回の機能リリースであるPython 3.15が公開されました。組み込み型にsentinelとfrozendictが加わり、ファイル入出力などの既定エンコーディングがUTF-8に変わります。パッケージの起動時設定ファイルが導入され、実験的なJITコンパイラも速くなりました。日本語環境ではロケール依存の文字化けが起きにくくなる反面、これまでの既定エンコーディングを前提にしたスクリプトは挙動が変わる可能性があります。
UEFI Secure Bootで起動するとカーネルはlockdownモードに入り、これまではハイバネーションが使えませんでした。この制限をなくすパッチが提案されています。Secure Bootを有効にしたノートPCで休止状態を使えずに困っていた人には、長年の悩みが解消されるかもしれません。

2026 GNU Tools Cauldronで、Kees Cook氏がGCCに加えた変更を発表しました。カーネル向けのforward-edge CFI(制御フロー整合性)に対応するものです。CFIは、関数ポインタの改ざんなどで処理の流れを乗っ取る攻撃を検知・阻止する仕組みです。これまでカーネルのCFIは実質的にClangでしか使えませんでしたが、GCCでビルドする多くのディストリビューションでも採用できるようになります。
Ubuntu 26.10は来週リリースされます。RISC-V 64bit向けのISOはこれまでサーバー/CLI版だけでしたが、今回からUbuntu本体とXubuntu minimalのデスクトップ版が加わります。RISC-Vボードを手に入れてもGUI環境を自分で組む必要があった人は、インストール直後からデスクトップを使えるようになります。

Zswapは、スワップするページを圧縮してRAM上にキャッシュするカーネル機能です。そのZswapがストレージへ書き戻すI/Oを、まとめて処理するパッチが投稿されました。性能の伸びは小幅ですが、メモリ価格の高騰で少ないRAMをZswapで補っている環境では、メモリが逼迫したときの性能低下が和らぎます。

All Systems Go! 2026で、systemdのメンテナーが恒例の「state of the project」セッションを開き、この1年の成果を報告しました。続く円卓討論にはLennart Poettering氏らが登壇し、肥大化への批判やプロジェクトの健全性について質問に答えています。「Kubernetesを置き換えるのか」という質問も出ましたが、答えは「しない」でした。systemdがこの先どこまで役割を広げるのかを知るのに役立つ記事です。
Valveが数か月かけて開発してきたVK_AMD_anti_lagのRADV実装が、Mesa 26.3に取り込まれました。従来の実装より改良されており、Radeonでゲームをする際の入力遅延を減らせます。Mesa 26.3は今四半期にリリースされる予定で、Steam DeckやRadeon搭載PCでプレイしている人が恩恵を受けます。

上流カーネルに、AIエージェント向けのリソースを置く基盤が提案されました。最初は、パッチが直す問題の原因コミットを特定して「Fixes:」タグを自動で付ける「スキル」から始まります。同じ日に、NVIDIAがRust製のカーネル開発支援CLI「Boro」を開発していることも明らかになりました。BoroはローカルのAIで動きます。AIがカーネル開発の作業工程にどこまで入るのかは、パッチ投稿者にとって見過ごせない論点になってきました。

QualcommのMSM DRMドライバーに、DisplayPort出力とeDPパネルで静的HDRを使えるようにする変更が入る予定です。Snapdragon X搭載のノートPCでLinuxを使う場合、これまで欠けていた表示機能が一つ埋まります。Armノートの実用性を左右するのは、こうしたドライバーの細かな対応の積み重ねです。

Ubuntu 26.10は、最新のGCCではなくGCC 15を既定のコンパイラとして出荷します。Phoronixはこの判断を「残念で不可解」と評しています。アーカイブ全体のパッケージは新しいコンパイラの最適化を受けずにビルドされるため、最新のGCCを使いたい開発者は自分で導入する必要があります。

電子書籍管理ソフトCalibreのv9.16で、Read Aloud(読み上げ)機能がオープンウェイトの音声合成モデルKokoroに対応しました。英語を中心に、機械的な読み上げから自然な発声に近づきます。音声は同梱されていないので、設定画面のバックエンド選択から追加します。今回の版では、AVIF画像のサポートと、段組みのあるPDFの処理改善も入っています。
