OpenSSH 10.6リリース、AIによる脆弱性報告の増加でリリース頻度を上げる方針
OpenSSH 10.6が公開されました。耐量子のハイブリッド署名アルゴリズムssh-mldsa44-ed25519が有効になっています。開発チームにはAIを使ったセキュリティバグ報告が大量に届いており、修正をまとめて出すのをやめて、これまでより短い間隔でリリースする方針です。サーバー管理者は、OpenSSHの更新を今までより頻繁に適用する前提で運用を組む必要があります。
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OpenSSH 10.6が公開されました。耐量子のハイブリッド署名アルゴリズムssh-mldsa44-ed25519が有効になっています。開発チームにはAIを使ったセキュリティバグ報告が大量に届いており、修正をまとめて出すのをやめて、これまでより短い間隔でリリースする方針です。サーバー管理者は、OpenSSHの更新を今までより頻繁に適用する前提で運用を組む必要があります。
Metaのエンジニアが、ハードウェアで圧縮処理を行う「CRAM」をLinux向けに開発しています。圧縮したメモリにもキャッシュライン単位・バイト単位でアクセスでき、性能は通常のDRAMに近いとされています。ZRAMやZswapはソフトウェアで圧縮と展開を行うため遅延が出やすく、その弱点を避けられる設計です。メモリ価格が高い今、搭載量を増やさずに実効容量を広げる手段になり得ます。

Canonicalは、Ubuntu 27.04で時刻同期デーモンの標準をRust製のntpd-rsに切り替える計画を改めて示しました。次のUbuntu 26.10でも試験用として入手できます。sudoやcoreutilsに続く、システムの基幹コンポーネントをRust実装へ移す取り組みの一環です。chronyやsystemd-timesyncdの設定に手を入れている環境では、26.10のうちに動作を確認できます。

GentooのChromiumパッケージのメンテナーが保守を断念しました。理由は、ビルドシステムの複雑さ、依存ライブラリの同梱、速いリリースサイクル、それに利用者からの苦情の積み重なりです。Gentooでソースからビルドしてきた人は、Firefoxやバイナリ配布版などへの乗り換えを検討する必要があります。大型ブラウザの保守負担がディストリビューションにとって限界に来ていることを示す事例でもあります。
IBMとRed Hatは、広く使われているJavaライブラリで、これまで知られていなかった脆弱性を400件以上見つけ、修正したと発表しました。対象のライブラリは多くの業務システムに依存関係として入っています。今後数週間はディストリビューションのJava関連パッケージやMaven依存の更新が増える見込みで、依存関係の棚卸しをしておくと対応しやすくなります。

MetaのカーネルエンジニアDavid Vernet氏が、AMD P-Stateドライバーの改良パッチについてLinux Plumbers Conferenceで発表しました。このパッチでは、ゲームの1%低位フレームレートが最大31%改善したと報告されています。平均fpsより体感のカクつきに効く改善で、Steam DeckやRyzen搭載のゲーミングPCでメインラインに入れば恩恵があります。

Intelが、Core Ultra向けの低電力モードデーモン「LPMD」の効果について自社の検証結果を示しました。LinuxでCore Ultraの本来の性能と電力効率を引き出すにはLPMDが重要だとしています。LPMDはディストリビューションによって標準で入っていないことがあります。Core Ultraのノートを使っていてバッテリー持ちやゲーム性能に不満がある場合は、導入されているかを確認する価値があります。

Blender 5.0でVulkanバックエンドが十分に成熟したことを受けて、開発者は6.0でOpenGL対応を削除するかどうかを議論しています。削除されれば、Vulkanに対応していない古いGPUやドライバーではBlender 6.0が動かなくなります。古いGPUで制作している人は、手元の環境がVulkanで安定して動くかを今のうちに確認しておくと安全です。

ValveのTimur Kristóf氏が、Radeon RX 400/500シリーズ(Polaris)向けにRADV Vulkanドライバーの改良を進めています。同氏はこれまでにGCN 1.0/1.1世代をAMDGPUカーネルドライバーへ移行させるなど、古いRadeonの支援を続けてきました。RX 580などの中古GPUは今も多く使われており、それらでのProtonゲームの動作改善が見込めます。

iXsystemsが、NAS向けOS「TrueNAS」の次期メジャー版27のRC.1をリリースしました。ベースはLinux 6.18 LTSカーネルとOpenZFS 2.4に更新されています。カーネルが新しくなるので新しいハードウェアへの対応が広がり、ZFSの新機能も使えるようになります。自宅や社内でTrueNASを運用している人は、正式版の前にRCで検証できます。

Microsoftが、コンテナ機能「WSLC」を正式版にしたWSL3に続いてWSL 3.0.2を公開しました。仮想NUMAの自動対応で、コア数の多い大型サーバーでもWSLを効率よく動かせるようになります。試験機能のスパースVHDを使うと、仮想ディスクが実際に使った分しか容量を取らなくなり、ホスト側のディスク消費を抑えられます。

AndroidスマートフォンをPCに映して操作できるオープンソースツールScrcpyの5.0がリリースされました。ゼロコピーのハードウェアデコードに対応し、映像のデコードにCPUではなくGPUを使います。高解像度でミラーリングしたときのCPU負荷と遅延が減るため、ノートPCでアプリの動作確認をしたりデモを見せたりする場面で効果があります。
