ZRAMを改修、メモリ節約量と性能が向上
RAM上に圧縮ブロックデバイスを作るZRAMのコードが作り直され、メモリの節約量と性能がどちらも改善されました。メモリ価格が高い今、同じ搭載量でより多くのデータを扱えます。ZRAMをスワップに使うデスクトップや小型ボード、低メモリVPSが恩恵を受けます。

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RAM上に圧縮ブロックデバイスを作るZRAMのコードが作り直され、メモリの節約量と性能がどちらも改善されました。メモリ価格が高い今、同じ搭載量でより多くのデータを扱えます。ZRAMをスワップに使うデスクトップや小型ボード、低メモリVPSが恩恵を受けます。

Linus Torvaldsが7.3-rc6を公開しました。来週はメンテナサミットとLinux Plumbers Conferenceで本人も多くのメンテナも出張中のため、rc7の変更量が普段と違うかもしれないと述べています。リリース日程は変わらない見込みですが、その翌週に家族旅行があり、7.4のマージウィンドウは「少しぎくしゃくする」かもしれないとのことです。
Linux 7.4では、Zen 6で新しく入ったセキュリティ機能「BTB CTX Isolation」が使えるようになります。名前から見て、分岐ターゲットバッファ(BTB)をコンテキストごとに分ける機能です。同じ7.4でAMD P-StateドライバもZen 6のRyzenに対応します。新しいRyzenが出た時点で、セキュリティと電力管理の両方を最新カーネルで使える見通しです。

Pixel 10でメインラインのカーネルを起動するパッチは昨年から出ていました。それがようやく、Tensor G5 SoCとPixel 10のDevice TreeとしてLinux 7.4に取り込まれます。ベンダーカーネルに頼らずスマートフォンで素のLinuxを動かす取り組みにとって、Pixelは貴重な実機の選択肢になります。

GNU ldやLLVM LLDの代わりとして使われる高速リンカMoldが、C++からRustへの書き直しを経て3.0になりました。プロジェクトはLinuxの標準リンカになることを目標に掲げています。大規模なC/C++プロジェクトでリンク時間を減らしたい開発者は、この版で移行を検討できます。

Kernel Recipes 2026で、メンテナのRoman Gushchinが、LLMでパッチのレビューを自動生成するSashikoの仕組みと改善の取り組みを説明しました。カーネル開発ではレビューする人の不足が長年のボトルネックで、Sashikoはすでに開発プロセスの重要な一部になっています。カーネルにパッチを送る人は、AIのレビューコメントを受け取ることが当たり前になりつつあります。
System76は、COSMICデスクトップ関連のプロジェクトで、LLMが生成した内容を含むプルリクエストを受け付けない方針にしました。カーネルのSashikoのようにAIを取り入れる動きがある一方で、AI生成コードを締め出すプロジェクトもあります。COSMICに貢献するなら、AIコーディングツールの使い方を見直す必要があります。

オープンソースのグラフィックスドライバ群Mesaは、これまで大きな変更も開発者の非公式な合意で決めてきました。この方法がうまく機能しない場面があったため、上流の開発者が正式なガバナンスモデル作りを話し合っています。ほぼすべてのLinuxデスクトップのGPU描画を支えるプロジェクトなので、意思決定の仕組みが変われば開発の進み方にも影響します。

データセンターによるメモリの大量購入でRAM不足が深刻になり、Raspberry PiがPi 4とPi 5 2GBモデルを再び値上げしました。手頃な価格が魅力だったボードの値上がりは、ホビー用途や教育現場の予算に直接響きます。国内価格への反映も考えておく必要があります。

8月末のROCm 10.0に続き、6週間ごとのリリースサイクルに沿ってROCm 10.1が公開されました。多くの改善が含まれています。Radeon GPUでローカルLLMを動かす場合、llama.cppのバックエンドにはROCmのほかVulkanも選べます。Phoronixは同じ日に両者の性能比較ベンチマークも公開しています。

今号のニュース欄によると、オランダ政府がNixOSをベースにしたディストリビューションを作りました。ほかにも、GhostBSDの独自デスクトップ開発の開始、openSUSEでの「セキュリティ修正月間」の議論が載っています。先週はOpenMandriva Lx 26.09とNitrux 7.0.0もリリースされました。
ノートPCのバッテリー持ちを良くする電力最適化ツールAuto-CPUFreqが3.2になりました。HWP Dynamic Boostを設定で切り替えられるようになり、プラットフォームプロファイルの状態も表示できるようになりました。Intel機で性能と消費電力のバランスを細かく調整できます。
