JITコンパイラを狙う新Spectre-V2攻撃「BTR(Branch Target Reuse)」が公開
JITコンパイラを標的にするSpectre-V2系の新しい攻撃手法「BTR」について、情報公開の解禁日を迎えました。新しいSpectre系脆弱性が表に出るのは久しぶりです。JavaScriptエンジンなどJITを使うソフトは身近に多いため、今後出てくるカーネルやブラウザ、各種ランタイムの修正は優先して当ててください。

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JITコンパイラを標的にするSpectre-V2系の新しい攻撃手法「BTR」について、情報公開の解禁日を迎えました。新しいSpectre系脆弱性が表に出るのは久しぶりです。JavaScriptエンジンなどJITを使うソフトは身近に多いため、今後出てくるカーネルやブラウザ、各種ランタイムの修正は優先して当ててください。

Canonicalが24.04 LTSから26.04 LTSへのインプレースアップグレードを正式に有効にしました。対象のマシンには通知が届き、その場で更新するか、無視するか、後で通知させるかを選べます。26.04のリリースは4月23日で、LTS利用者はこれまでコマンドラインで回避策を取るしかありませんでした。業務マシンを移行するタイミングを見計らっていた人は、いよいよ計画を立てられます。

Firefox 157.0は、Mozillaが「ここ数年で最大」と呼ぶ見た目の刷新を含むバージョンです。WebRTC通話でAV1のハードウェアデコードが使えるようになりました。ビデオ会議でCPUの負荷が下がるため、ノートPCではファンの騒音やバッテリーの減りに違いが出ます。
AMDがLinux 7.4で導入する「PerfOpt」について、Ryzen/Radeonの複数の機種で測ったベンチマークが公開されました。統合GPUでのAI・LLM処理が18〜23%速くなっており、特にローエンド機で伸びが大きくなっています。単体GPUのないRyzenノートでローカルLLMを動かしている人は、カーネルを更新するだけでこの恩恵を受けられます。

Linux 7.3でのFUSE改善に続き、7.4ではFUSEでlarge foliosを有効にする準備が整いつつあります。これでページキャッシュをより大きな単位で扱えるようになり、ユーザー空間ファイルシステムのI/O性能が上がります。sshfsやrclone mount、Flatpakのポータルなど、FUSEは普段から意外と多くの場面で使われています。

Alyssa Rosenzweig氏が中心となって開発してきたIntel GPU向けのシェーダーコンパイラ「Jay」が、Mesa 26.3から新しい世代のIntel GPUで標準になります。コンパイル時間は従来比で55%短く、Windowsのドライバと比べると66%短いという結果が出ています。ゲームの初回起動時やシェーダーのビルド中に起きるカクつきが減ります。

今週予定されているUbuntu 26.10ベータに先立ち、CanonicalがSnapdragon X搭載ノート向けのConceptイメージを久しぶりに更新しました。X1機のサポートが改善され、新世代のX2搭載機も初めて動かせるようになっています。Armノートでメインの環境としてLinuxを使えるか確かめたい人は、このイメージで試せます。

パブリックプレビューを経て、MicrosoftがWSL上でLinuxコンテナを動かす「WSLC」の一般提供を始めました。開発マシンがWindowsの職場では、コンテナ環境を用意する方法が一つ増えます。Docker Desktopなどと比べてどちらを使うかを検討する余地が出てきました。

OpenGLドライバにおけるGallium3Dのような共通フレームワークを、Vulkanドライバ向けに作る「Shiva」の開発が始まりました。ドライバ同士でコードを共有しやすくし、新しいGPU向けドライバを作る手間を減らすことが狙いです。実用になるのはまだ先ですが、将来のMesaの構造に関わる動きです。

PostgreSQLの性能改善に長年取り組んできたAndres Freund氏が、Kernel Recipes 2026で講演しました。カーネルの機能や挙動をどう使い、どう回避してきたかという経験と、カーネルがDBのようなアプリケーションをもっとうまく支えるには何が必要かを話しています。I/Oやメモリ管理のチューニングに関わるDB運用者やカーネル開発者向けの内容です(LWN有料記事)。
GTK4とValaで書き直した長寿の写真管理アプリgThumbが、4.0として正式にリリースされました。libadwaitaを採用したことで、編集ツールからファイルのプロパティまで画面全体の見た目が変わっています。新しいライブラリのおかげで内部の処理も速くなりました。GNOME環境では、サムネイル付きの新しいファイル選択ダイアログも使えます。

Direct3D 7/6/5/3をVulkanに変換してWine/Protonで動かすD7VKのバージョン2.3が出ました。開発者は十分に成熟したとして、今後は新機能の追加より保守を中心にする方針です。2000年前後のWindowsゲームをSteam Deckやデスクトップで遊ぶときの互換性が、これで一段落しました。
