Linux 7.3-rc5リリース、今回も大きめのRCに
Linux 7.3の5本目のテスト版、rc5が公開されました。Linus Torvaldsによると、今週も変更量は多いものの、特定の傾向や気になる修正は見当たらないとのことです。このまま進めば安定版の7.3は10月18日に出る見込みで、自分でカーネルをビルドしている人やディストリの更新を待つ人は、この日程を目安にできます。

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Linux 7.3の5本目のテスト版、rc5が公開されました。Linus Torvaldsによると、今週も変更量は多いものの、特定の傾向や気になる修正は見当たらないとのことです。このまま進めば安定版の7.3は10月18日に出る見込みで、自分でカーネルをビルドしている人やディストリの更新を待つ人は、この日程を目安にできます。

稼働中のシステムにRAMを追加する「メモリホットプラグ」の処理を速くする最適化を、Intelが投稿しました。Linux 7.4で取り込まれる見込みです。仮想マシンのメモリを後から増やす場合や、CXL接続のメモリ拡張で待ち時間が短くなります。クラウドや仮想化基盤の運用者に効く改善です。

LINBITは今年、約15年分のDRBDの改良をLinux本体へ取り込む作業を始めました。その準備となる新しいパッチシリーズが今週投稿されています。今のメインラインに入っているのは古いDRBD 8系だけで、DRBD 9を使うにはツリー外のモジュールが要ります。統合が実現すれば、HAクラスタでのブロックレプリケーションをディストリ標準のカーネルで扱えるようになります。

Intel Core Ultra Series 3(Panther Lake)を積んだThinkPad X1 Carbon Gen 14は、2台目のWebカメラがLinuxで動かないままでした。これに対応するパッチが公開されています。マージされれば、この機種でLinuxを使う際の大きな欠点が一つなくなります。購入を考えている人は、どのカーネルに入るかを確認しておくとよいでしょう。

DRM-Misc-Nextのプルリクエストに、Raspberry Piが使うBroadcom V3D GPUのリセット処理の改善が含まれていました。GPUがハングしたとき、これまでより確実に復帰できるようになります。サイネージや組み込み用途のように、Piで長時間グラフィックスを動かし続ける環境ほど効果があります。同じプルリクエストでは、DRMドライバ向けのHDMI 2.0ヘルパーも追加されました。

Zstdに続いて、カーネルに同梱されたLZ4圧縮コードも上流の実装と同期し直す作業が進んでいます。LZ4はzramやSquashFS、initramfsなどで広く使われているため、圧縮・展開が速くなればスワップや起動の速度に反映されます。

Budgieデスクトップのポイントリリース10.10.3が公開されました。Budgieメニューによく使うアプリをお気に入りとして登録できるようになったほか、Wayland環境で使うlabwcとの連携部分(ブリッジ)も改良されています。BudgieはWaylandへの移行を進めている途中で、今回もその作業の一部です。

Cinnamon向けの着せ替えパック「Silent Horizon」が紹介されています。デスクレット、パネルアプレット、壁紙、Plankドックのテーマ、レイアウト調整をまとめたものです。天気やシステム情報が動きのある表示になり、静かで落ち着いた見た目に仕上がります。ただし低スペック機では動作が重くなると記事は指摘しています。
